手紙

2010年4月17日コメント (2)
東野圭吾の「手紙」を読んだ。
兄が弟の大学進学のための費用を手に入れるため他人の家に忍び込むが、家主にみつかってしまい偶発的に殺してしまう。主人公は犯罪者の弟として社会を生きていくが、、

結局被害者の家族からしたら、加害者からのどのような誠意ある言葉も、本心からでた謝罪の言葉も、自己満足にしか聞こえないんだと思う。愛する人を失うのは何よりもつらい。加害者の一部分でも肯定出来ないほどに。

複雑な状況が入り組み、解決不能な問題が生じる「社会」で、実際に起こる悲劇を悲しむのと、そのような事が起こりうるこの「世界」を悲しむのでは意味が違うと思う。その二重性を感じながら生きることで、痛みを和らげれるかもしれない。

コメント

saeko
saeko
2010年4月18日17:46

おもしろそうですね・・・いつか読んでみたいです。唐突ですが将棋はお好きですか?

adoriana
2010年4月18日20:35

大学では一応将棋部に所属してますね。居飛車党です。
一手違いの終盤戦はドーパミン出まくりです笑
saekoさんは将棋が好きなのでしょうか?

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